読んでいただきありがとうございます。
翔です(/・ω・)/
あなたは、アルバイトなどを募集すると、思うように集まらなかったり求めている人材とはズレた人が来ちゃったりしていませんか?
現在、男女雇用機会均等法によって「女性のみを募集」「男性限定で採用」といったことが禁止されています。
また募集にあたって、性別を限定する職種名称の使用や「男性歓迎」「女性向きの仕事」といった表現をすることも禁止されています。
ですが、実際は「本当は女性に来てほしいんだけど、募集すると男性しか集まらなくて困っている」といったケースも少なくないと思います。
とはいえ、「女性限定」などといった性別を限定した表現での募集はできないじゃないですか。
こういう悩みを持っている経営者は意外と多いのではないだろうか。
今回は、欲しい性別にターゲットをしぼった求人広告の作り方についてお話します。
~目次~
重要なのはイメージ
求人を募集する際、「男性に来てほしい」「女性に来てほしい」というように性別を特定した書き方は募集要項に書くことができませんよね。
では、どうやったら特定の性別を採り分けることができるのでしょうか。
それは求人広告を出すときに使う写真を「採用したい人」と同じタイプの人が中心になって写っている写真にすることです。
きっと多くの人がこだわって頭を悩ませている見出しやキャッチフレーズなどですが、実はこういった文言には労力をかけても効果はたいしてありません。
重要なのは考えに考えた文言ではありません。
採用したい人と同じタイプの人が写っている写真、すなわち「イメージ」なのです。
若さと行動力のある男性営業マンを募集したい場合
イメージ写真ですが、明確に顔が写っている必要はありません。
例えば、「若さと行動力のある男性営業マン」が欲しいと思ったとします。
まず、男性営業マンということで、ビシッとスーツ姿を決めた男性の写真を選びますよね。
あとは、若さと行動力を表現した写真を選ぶ必要があります。
なので、さわやかにオフィス街を、そして堂々としながら歩いている様子が良いです。
なので「若さと行動力のある男性営業マン」が欲しければ、ビシッとスーツ姿でオフィス街を堂々とさわやかに歩いている様子のイメージ写真を使うのが好ましいです。
そうすることによって、多くの場合、その姿をイメージした男性が集まってきます。
女性ドライバーを募集したい場合
長距離ドライバーの求人広告で女性ドライバーを募集したいとします。
そうしましたら、さきほどと同じように、女性ドライバーが写っている写真を使えば良いのです。
それを見た女性は
「この職場にも女性がいるんだ」
「私にもできるかも」
のような印象を持つでしょう。
ドライバーに限らず、女性に来てほしいのであれば「女性がハツラツと働いている」イメージ写真を使うことです。
それだけで見る側は「この会社はこういった人材を求めているんだ」ということが伝わります。
写真を変えるだけで、見る側の印象が変わり、女性の応募が増えることでしょう。
「社会的証明」の効果
このようなイメージ写真から印象を判断することを「社会的証明」という心理学用語に近い効果を利用したテクニックです。
この「社会的証明」とは、社会や世の中が証明している行動を選択することのことを言います。
振り返ってみてください。
あなたにも、こういった経験はないだろうか。
自分が選択に迷った時、あなたはどこを見ますか?
他人のこれまでの結果や経緯など周囲を見ますよね。
「周りの人はこの場合、どういう選択をしているのだろうか」って。
それを観察して合わせる傾向があります。
つまり、周りの人がどう動くかで自分の行動を決めているのです。
もし、そうじゃなければイメージ写真なんて参考にする必要がないわけですからね。
さきほどの長距離ドライバーを例にしますと、
- 長距離ドライバーになってみたい。
- けど、女性はいるのだろうか不安になる。
- 職場の様子の写真には女性も写っている。
- 私にもできるかもしれない。
この2番の瞬間から「社会的証明」が起こっているわけです。
社会的証明が起こらなければ、2番と3番は無くなるわけですからね。
案外、身の回りに多いかもしれませんよ。
なにか新しいことに挑戦するとき、誰かの痕跡を人は探りますからね。
ちなみに社会的証明の「社会」は人数が多いほど、そして集団であるほど、その効果は大きくなっていくのです。
「みんなやっている」
この「みんな」の数のイメージが大きいほど、簡単に誘導することができるわけですからね。
社会的証明が身近にあるところ
「私は周りの人に釣られないわ」
「俺は自分で考えて行動している」
というような人もいるかもれません。
ですが、それ本当にそう思っていますか。
人は気付かないところで誘導されていたりするものです。
あなたは買い物に行ったことがありますよね?
商品が並んでいて、ポップが置いてありますよね。
そのポップには、なんて書いてあることが多いですか?
「今売れています」
「当店イチ押し」
「人気ナンバーワン」
といったポップが置いてあることが多いと思います。
この方法はまさに社会的証明を狙った商売方法です。
「みんなが買っているから、この商品は良い商品なんだ」
こんな感じに思って、買いたくなるのではないでしょうか。
もうその時点である意味、周りに流されていますよね。
本当に人気ナンバーワンかどうか証明がないのに。
求人広告に記載する情報
この項目は心理学とか関係なく、わりとまともな基本的なことを書いていきます。
求人広告を作る際の参考にしていただければ幸いです。
求人広告を作る際、どんな情報を載せようか考えると思います。
もちろん、職種などによって変わるかと思いますが、基本的には以下の情報を載せることが多いです。
- 仕事内容
- 応募条件
- 勤務可能日数
- 勤務時間
- 時給
- 応募方法
- 連絡先
基本的にはこの上記7つを記載することが多いです。
たまに見かける
「アルバイト募集 時給950円 元気のある人求 連絡先」
みたいな簡潔にまとめられた広告があるかと思います。
ですが、これはもう一度直した方が良いかと思われます。
というのも、記載する情報が少なすぎると条件に合わない人が応募してくる可能性があります。
情報が少なければ少ないほど、的外れな応募が高くなります。
的外れな応募ばかりになってしまうと、面接などで時間をお互い無駄になってしまいます。
これは効率が悪いです。
時間を少しでも無駄にしないためにも、ある程度作り込む必要は出てきます。
もちろん、情報が多すぎると作成するのが大変だったりすると思いますが、せめて一定量以上の情報は載せるようにしましょう。
「良い人材を採用できている会社は、”みんな”それなりに情報を載せていますよ」
まとめ
「みんながこの会社を選んでいるから、私もこの会社を選ぼう」
これを思わせることが求人広告を作るうえで重要になってきます。
それを思わせる一番有効な手段がイメージ写真になります。
欲しい人材を写真に使うことです。
イメージ写真そのものが、採用する側が来てほしい人物像を伝えるメッセージになっているのです。
なので、女性からの応募がほしいのであれば載せる写真を、女性が中心に写っている写真にするなどにしましょう。
文面ではなく、写真でイメージできることが大切です。
あなたも、みんながやっているように理想の人材から応募が来ますと良いですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。