誘導心理学

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【心理学】主導権を握る3つのポイント

んでいただきありがとうございます。

 

翔です(/・ω・)/

 

あなたはその場の空気を作ることができますか?

 

数年前に「KY」という言葉が女子高生から生まれました。

 

「KY」とは「空気を読めない」という意味で使われています。

 

 

ここであなたに質問です。

 

 

そもそも、「空気を読む」とはどういうことでしょうか?

 

今回はその場の主導権の握り方についてお話します。

~目次~

 

空気を読むとは?

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まず、「空気を読む」ことについてお話します。

 

それは、集団、あるいは複数でいるときに周りの反応をうかがい、そこから浮いたり反感を買わないように他人に合わせようとする行為です。

 

会社の新入社員とか、部活の新入部員など、自分が新人だったり年下だったりするときは入る前からすでにそこに存在する空気を読まなければいけないこともあります。

 

あまり言いたいことを好き勝手話しているとちょっと浮くんだなと感じることもあるかもしれません。

 

ですが、私からしてみれば、空気を読む人は自己主張のできない人、周りに流される人だと思っちゃいますね。

 

もちろん、ケースバイケースですが、他人の顔色を伺いながら周りの意見に左右されているんですから、反感を買いたくないただの臆病者でしかないと思いますね。

 

事実と空気は違う

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人間はそもそも持っている強い思い込みに支配されています。

 

たとえば、金属は硬いとか人の心は読めないとかそういうことです。

 

なので「これはこういうものだ」「こういうときはこうするものだ」という考えが浮かんできましたら、一度自分にこう聞いてみるのです。

 

「それは事実なのか?」

「自分の思い込みではないか?」

 

と、自分自身に問いてみることをおすすめします。

 

もしもあなたが、

「ここは空気を読んで、周りに合わせないといけないのではないか?」

と思ったら、その瞬間、

 

「あれ、それは自分の思い込みなのではないか?

集団の全員がある思い込みに支配されているのではないだろうか?」

 

と考えてみることが大事です。

 

空気は「合わせるために読むもの」ではありません。

 

自分で「変えるために読むもの」です。

 

 

周りの人間に合わせるために空気を読む必要はないです。

 

なんなら、空気が読めなくてもいいです。

 

自分が空気の流れや雰囲気を作ることができればいいのです。

 

場の空気の作り方

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では、いったいどうしたら場の空気を作ることができるかです。

 

それは、

最初に行動した人が主導権を握れ、その人が空気を作ることができるのです。

 

会議でも最初に発言した人がそのあとも発言しやすくなったり、挨拶も先にしたほうが主導権を握りやすいです。

 

なので、発言は誰よりも先にするのが良いですし、誰よりも早く挨拶はするべきなのです。

 

座る位置で空気を作る

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空気は他にも「座る位置」で作ることもできます。

 

たとえば、過去に議論で戦ったことのある相手は正面の席に座る傾向があります。

 

「反対意見やストレートな意見を言いたい」という相手は無意識に正面の位置を選択しているのです。

 

つまり、敵対している人やもの申したい人は対面に座りやすいのです。

 

また、一方で自分の隣に座った人は、目を合わせる回数が少ないですよね。

 

ということは、話を素直に聞いてしまい、自分と同意見になりやすいのです。

 

ただ、この隣の人に関していえば、思考が浅くなる場合があります。

 

そんな人はあとでその意見をひっくり返すこともありますので注意が必要ですね。

 

 

さらにL字角で座ることもあるでしょう。

 

相手の90度の位置に座った人は、視線を合わせるのも外すのも調節しやすいですよね。

 

この座り方は本音を話しやすい傾向にあります。

 

ですので、相手から本音を聞き出したいのであれば90度で座るといいかもしれませんね。

 

発言する順番

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座る位置の他にも発言する順番で空気を作ることもできます。

 

最初に自分が何か発言したその次に出てくる意見は、その意見に対する賛成意見よりも反対意見のほうが多い傾向にあります。

 

そこで全体があなたの賛成意見に傾きやすくする方法です。

 

それは事前に人にお願いしておいて、自分が発言したあと、すぐに賛成意見を言ってもらうことです。

 

そうすることによって反対意見を言いにくくしてしまうのです。

 

自分の意見をもたない人はだいたい多数派に流れますので、そこから全体的に賛成意見の空気を作ってしまうのです。

 

話を自分の流れに引き込むテクニック

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どんな話でもなんとなく自分の流れに持ってくるうまい話し方があります。

 

「バックトラッキング」と呼ばれている手法です。

 

「バックトラッキング」とは相手が言った言葉をそのまま言い返す手法です。

 

  1. 相手の言葉をそのままオウム返しのように言い返す。
  2. 相手の言葉を要約して言い返す。
  3. 相手が使った言葉を話に盛り込む。

この3つのうちのどれかを使い、相手がどんな意見を言っても一度同調してみてください。

 

「確かにそうですよね。こうで、こうで、そういう意見は素晴らしいと思います。

さらに、こういうことも大事だと私は思います。」

 

というようにして、最後はあなたの意見につなげるのです。

 

文脈とか合わせなくてもいいです。

 

普通だったら「でも」「ところが」といった逆接の接続詞でつなげるはずの文章でも、あえて「さらに」「そして」「付け加えて言うなら」などをはさみましょう。

 

こうすることであたかも同じ意図で言われた言葉のようにして、あなたの思う流れにもっていくのです。

 

日本人は集団の発言に合わせようとする傾向が強いですからね。

 

なので最初にその集団に同調して一度はその場の空気に合わせておきます。

 

そうすると人々は合わせてきますので味方に引き込んでいきます。

 

そして、「さらにこうなったらもっといいですよね」「こうしたら素敵ですよね」などと順接、あるいは累加の接続詞をはさんで自分が考えている提案をしてしまうのです。

 

影響力のある人の意見につなげ

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他にもポイントがあります。

 

それはなるべく影響力のある人の意見につなげるのもポイントとなってきます。

 

「さっき○○さんがおっしゃったように今後の問題は多分こうで、こういうところにありますから、○○さんがお話されたこういう点はすごく大事だと思います。

そして、さらにこういう対策もしていかないといけないですよね。」

 

こういう感じに話を持っていきますと、みんながうんうんと言いやすくなるのです。

 

あたかも集団の中で出た意見をまとめたように見せかけて、自分の意見に終着させているのです。

 

これがうまい方法となります。

 

ちなみにこれは「同調性の原理」を使った心理術です。

 

考えや行動が似ている相手とは親密さが増します。

 

それを狙ったテクニックです。

 

まとめ

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空気は読めなくても全然かまわないです。

 

もちろん、すべての場面において読まなくていいというわけではありません。

 

ですが、読む必要のないときは、むしろあなたが空気を作るくらいの勢いで行ったほうが主導権も握りやすいです。

 

事実と思い込みを混同してしまっては空気に飲まれます。

 

座る位置や発言する順番をコントロールし、流れを作っていきましょう。

 

また、相手が言ったことをそのまま言い返す「バックトラッキング」も有効です。

 

このバックトラッキングや影響力のある人をうまく使い、同調性の原理を狙っていきましょう。

 

その場の空気は合わせるために読むのではありません。

 

作るために読むのです。

 

つまり、誰よりも早く発言し、バックトラッキングや同調性の原理を駆使することで主導権を握ることができるでしょう。

 

あなたもただただ周りに流されてばかりではありませんか?

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。